ランクル70が帰ってきた!
以前より、ネット上のニュース等で8月2日にトヨタがランドクルーザー・プラドの新型を発表することは知っていました。
ランクルプラドの派生車種であるLEXUS GXの新型は既に発表済なので、LEXUS LX とランクル300のような感じで棲み分けするのだろうと思っていて、想定通りの姿で登場してきたのが新型ランドクルーザー「250」です。
プラドの名称が外れたのは想定外ですが、40~80系辺りの無骨さをイメージさせるデザインであること、パジェロの競合として登場した「プラド」は役割を終えて新たなステージに立った、ということなのでしょうか。
ランクル250は米国市場でも販売されるそうですが、このデザインなら、ジープ・ラングラーやフォード・ブロンコのライバルとして十分戦えそうな雰囲気です。走破性もランクル300と共通のGA-Fプラットフォームなら、ラングラーやブロンコと勝負できる水準だと思われます。
たぶん、米国市場ではFJクルーザーと4runner(かつてのハイラックス・サーフの末裔は今も現役)を統合した実質的な後継車として販売されるのではないでしょうか。
と、ここまでは概ね事前に知っていた情報から予想していた通りでした。
全く予想していなかったのは、自動車専門誌のスクープ記事で存在を知ってはいたものの、ランクル70の再再販国内仕様がしれっと発表されたことです。
帰ってきたランクル70
ラトシア担当は、かつて平成2年式のランクルHZJ73Vのナローボディ4ナンバー車を所有していたことがあります。
ディーゼル規制で泣く泣く手放したのはかれこれ20年ほど前のこと。遠い昔の記憶を辿ると、前後デフロック付きでトラブルが多く不評だったパワーロッキングハブをロック固定にして乗っていたその個体は、某ショップが管理するオフロードコースで良く走ってくれたなぁと、遠い目になります。
担当は派手な改造はあまりしないことを好む(予算が無いとも言います)ので、モディファイは地形に接触しやすいサイドステップや泥除け等を外したこと、オフロード用の細身大径タイヤに交換していたこと、調整式のショックアブソーバーを組んだことくらい。
それでも、件のオフロードコースでは派手なリフトアップ車に伍して走ることができ、クロスカントリードライブを楽しむことができたのでした。派手なクルマには、大抵リフトアップ分を相殺するようなステップ等の部品が付いていたことが大きな理由でしたけど。
というような経緯があるので、2014年の70再販時には心惹かれるものがありましたが、現在も所有する別のクルマを購入して間もない頃だったし、そもそも高速道路での移動が多い担当は、1ナンバーで4リッターのハイオクガソリン仕様では経済的に苦しいという事情もあり、入手は叶わず。
今回の再再販車は、3ナンバーで2.8リッターのディーゼルとのことで、心惹かれる仕様で登場してきました。パワートレーンの刷新に加えて、リアサスペンションにはテーパードリーフが採用され、乗り心地や極悪路での足の動きが良くなっているとのこと。
デザイン的にも、初期の70系を彷彿とさせる伝統的なランクルらしいものになっていて、好みに合います。
試乗車が用意されるのかは不明ですが、かつての愛車だったHZJ73Vの記憶とどのくらい違うのか試してみたい、という想いが募る内容ですね。
これは良いなぁ、欲しいなぁ、とは思うものの、きっと500万円近い価格になると思うし、再販車の中古価格が超高値安定していることからも中々手を出し難いのが実情です。
90年代には、ランクル70はベースモデルなら乗り出しで250万円程度だったことを思うと、隔世の感がありますね。。。
現在の収入と預金残高から、ため息しか出ない担当でした。